膝が痛いよぉ?膝の関節炎
2008.12.16
「歳でしょうか?この頃歩き方が変なですよ。
膝が痛いのか?腰が痛いのか?どうなんでしょう?」
そんな会話から始まった
モモちゃんの症状は…
・歩きたがらなくなったり脚をひきずったり、歩き方がおかしい
・散歩中に疲れ易くなったり、歩くのが遅くなった
・運動中に座り込んだり、運動後しばらく動かない
・立っているより座っていることを好む
・階段の上りを嫌がったりジャンプしなくなった
・動作が鈍くなったり、横たわることを好む
・起き上がるのに時間がかかる、起き上がるのが困難
・以前ほど遊ばなくなった
話しを聞くだけで、関節障害の典型的な症状でありことが歴然としている
歩く姿を見てみると、つま先が反対のお腹の方に寄っていく
膝蓋骨も変かも…
そんな事で、レントゲン写真を撮ってみると
膝の関節が変形をしてしまっている
しかも、膝蓋骨も内方に脱臼をしている
関節炎は、一つまたは複数の関節に起こる慢性の痛みを伴う病気です
一度この関節炎が発症すると治癒することはなく、生涯にわたり管理が必要です
病気を見つけだすには、一緒に生活していて犬のことを良く知っている飼い主さんの観察が非常に大切です
微妙な体の動きの違いを見つけだし、適切に診断・治療してあげることが必要です
もちろん早ければ早いほど、家族の一員として楽しい生活がおくることができます
今回は、鎮痛剤であるリマダイルと、関節のサプリメントであるプロモーションが処方された
そしてお家での管理は、制限運動!です
制限運動とは、緩やかで規則的な運動の事を言います
関節炎に侵されている関節は、運動が不足すると関節がこわばり、筋肉が萎縮してしまいます
それらを防ぐために、関節を適度に動かし筋肉を使う、緩やかで規則的な運動を行うのです