院長ブログ

象の足音

2009.03.23

草原にたたずむ象の群れ、そのような光景をTVや本で見たことがありますよね。
象の身体はとても大きく…
 インド象で4?5トン
 アフリカ象で6?7トンもの体重があります。

それだけ重い体重を支えるので、象の足は身体から足首まで太?いですよね。
まぁ?象を描いて下さいと言われたら、ほとんどのヒトは象の足を太くて真っ直ぐな…まるで電信柱のような足を描くことでしょう。

そのような象ですが…
歩く姿を見たことがあっても、足音を聞いたヒトは少ないと思います。

足音が静か…
それは象が優しく歩いているからではありません!

実は、象はつま先で歩いているのです…
ただ完全なつま先立ちの状態ではなく、ハイヒールを履いたような感じになった足の構造をしています。
そしてカカトに当たる部分は…とても厚い脂肪が詰まっているのです。
これは自分の体重や歩くことにより、足にかかる負担を少なくするための構造なのです。

また象の足の裏は非常に繊細で、
30?40km離れた場所の情報を察知することが可能なんだそうです。
例えば、遠く離れた地域で雨が降っていてもわかるんですって!
見た目はド?ンとしていても、緻密で繊細な構造なんですね。

象の足の裏にはひび割れがあり、その模様は象によって違うとか…
ヒトの指紋のような感じなんですかね。

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