院長ブログ

話題の検査

2020.08.04

健康なときには『免疫』なんてこと気にしなかった、千葉県佐倉市の『若山動物病院』院長・若山正之です。
しかし今は、チョット違います。
それはヒトには免疫力の無い、髪の毛1本の1000分の1の大きさのウイルスによる感染症が、、、
超〜流行っているからです。

「今日は○○○人の感染者が・・・」
なんか毎日毎日の繰り返しで、慣れっこになってきちゃた所で大ニュース!
佐倉市内での発生、しかも超身近で緊張に胃痛が出そうです。
そんな時に気になったのが、抗体検査です。

ワンちゃん猫ちゃんやヒトなど生き物は、日々様々な細菌やウイルスなどにさらされています。
外敵が体の中に入ると、それらをやっつけようと『抗体』を作ります。
抗体を持つと同じウイルスや病原菌が体に入っても、それらをやっつけようとします。

抗体は病原体から体を守り、病気にならないようにしてくれます!
生きていくためには大切な役割を持っているのが、抗体=免疫なんです。
免疫で大きな役割を持っている抗体には、IgGやIgMなど幾種類かあります。

『IgM』は細菌やウイルスに感染したとき、最初に作られる抗体です。
このため『IgM』を調べる事で、今どんな感染症にかかっているかがわかります。

そして『IgM』が作られた後に、血液中に最も多く含まれる『IgG』が作られます。
『IgG』は、細菌やウイルスなどに対する抗体を持っています!

体の中に入り込んだ細菌やウイルスを撃退するのが免疫なのですが、免疫力は年齢と共に落ちていくんです!
ヒトじゃ65歳になると、肺炎の予防注射しますもんね。
歳はとりたくなですねぇ〜

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