肛門が先｜千葉県佐倉市の若山動物病院

宇宙のどこかに、地球と同じような星があり生命体がいるって思いませんか？
そう思った科学者たちは月や火星の遥か彼方、地球から超遠くまでロケットを飛ばし生命の源を探しているのです。

地球の46億年の歴史の中、生命の誕生は今も謎のままです！
でもおそらく、太古の地球の海の中で生命は誕生したんじゃないだろうかと‥
そして生まれた単純で原始的な生命が、環境などの変化に合わせるように絶滅と進化を繰り返し今に至るのではと‥

そして今、我々は地球上の約870万種もいると言われる生物の中の一つとして生きているのです。
多くの動物は母のお腹の中で、受精卵が細胞分裂を繰り返しながら動物への形へと育っていきます。

その過程の中で体を作る様々な組織が作られていきます。
しかし、すべての臓器が一気に作られるわけではありません！
じゃ〜どのように作られていくのでしょうか？？

受精卵は細胞分裂を繰り返していくと、あるとき突然のように細胞の外壁に凹みができます。
そして凹んだ時にできた穴を『原口』と言います。
文字からみれば口の起源のようにも思いますが、チョイ違います。

この原口から受精卵の中の向かって、外壁の細胞が入り込んでいきます。
その入り込んだ細胞から、骨や筋肉、心臓や血管などが生まれるのです。
そして最初にできた凹みである『原口』は‥‥将来に肛門になるのです。

生命の誕生って不思議ですよね〜
頭や口が最初にできるのかと思うのですが、実際は肛門からなんですもんね！
実際には、種によっては原口が口となる動物もいます。
しかし、ヒトもワンちゃん猫ちゃんも肛門からなんです。