院長ブログ

脳梗塞

2020.01.28

突然の痙攣が。
発作の時間は実際には数分なのに、すごーく長く感じてしまいます。
しかも前兆もなく初めての経験であれば、ショックも大きいと思います。

そして多くの方が思うのは「テンカン??」
どこかで見たような?
何かに書いてあったような?
誰かに聞いた事があるような??

テンカンを知らない飼い主さんは、ほとんどいません。
もしテンカンとしても、発作が幾度も続くと心穏やかじゃありません。

痙攣とは、自分の意思とは無関係に筋肉が収縮する発作のことを言います。
痙攣は幾度診ても、心がざわつく症状の一つです。

痙攣の原因は脳腫瘍、脳炎、脳梗塞など脳の問題だけでなく、肝臓病など脳以外のトラブルによって起こることもあります。
またヒトと同様に、ワンちゃんではテンカンも多く見られます。

痙攣は、脳が一時的に異常に興奮して起こります。
そのため脳の正常な活動が止まり、意識がもうろうとしたりと異常にもなります。

一昨日の夜に発作が出た子はMRIと脳脊髄液検査の結果、脳梗塞でした。
もし検査に異常がなければ「特発性テンカン」となります。

特発性テンカンは非常に多く、ヒトやワンちゃんだけで無く猫ちゃんにみられます。
また若い子に多いため、痙攣が初めて起こった年齢も有用な情報になります。
発作が出たときは、動画をお願いいたします。

■MRIと脳脊髄液検査は、キャミックに依頼しております!

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