院長ブログ

二酸化炭素

2020.02.11

院内では、様々なガスが使われています。
酸素はもちろん、処置や手術時に痛みを止めとして使われる「亜酸化窒素(笑気)」そして「液化炭酸ガス(二酸化炭素=CO2)」です。

二酸化炭素は「炭酸ガス」とも言われ、私たちが吐き出す息やにも含まれているなど色も臭いもない身近な存在の気体です。

ちなみ「炭酸ガス」は地球温暖化の元であるため「温室効果ガス」とも呼ばれています。
しかし我々が使っている「炭酸ガス」は新たに製造したものではなく、大気に放出されるものを回収したもの有効利用しています。

健康な体の細胞の中には「炭酸ガス=二酸化炭素」が含まれています。
体内の炭酸ガス環境と同じガス環境を機材の中に再現し、治療用の細胞を培養しています。

当院で培養している細胞は、リンパ球、幹細胞、樹状細胞など免疫細胞療法や難治性疾患の治療で使用する細胞です。

ちなみ当院の敷地内には、多数の樹木が植えてあります。
植物は光合成により、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収し減らします。
また窒素酸化物や硫黄酸化物などの大気汚染物質も吸収します。

私どもは動物にだけでなく、地球にも優しい動物病院を目指してます。
そのため当院から排出された二酸化炭素や有害物質を少しでも減らしたい、そのような気持ちから植えました。
植物は環境を守るために、とっても大切と思ってます!

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