院長ブログ

終末ケア

2019.11.22

ガンや治らない慢性の病気が増えるにつれ、緩和ケアや終末期ケアについて話す機会が増えてきました。
その中でも多いのが、特にお家でできることについての話です。

今でこそヒトの病院では「緩和ケア外来」があるところも増えてきました。
しかし動物病院では、まだまだの分野です。
終末期ケアについても、同様です。

終末期ケアの場合には、どこで行うかはとても大切だと思うのです。
在宅か、通院か、入院か!

特に経験の無い飼い主さんには、どのようにして良いかイメージがわかない場合もあります。
経験が無ければ、具体的なこともわかりませんものね!
また緩和ケアでさえも、漠然としたものである方も多いのが現状です。

例えば‥‥
「苦しそうだったら酸素を吸わせたい!」
『苦しそう=酸素吸入』
一般的には、そう思う方がほとんどです。
しかし酸素を吸ったほうが、苦しくなってしまう時もあるのです。

自分では良かれと思ってる処置でも、その選択によっては苦しくなってしまうこともあります。
そのため、状態によっては行わない方が良いケアもあります。
このようなことを知って欲しい、そう思うのです。

ケアでは、苦しく無いようにしてあげるのことが一番だと思うのです。
「苦しい状態が続くなら、死んだほうがましだ!」
なんて思わないようにしてあげたいですもんね。
それにワンちゃん猫ちゃんも、頑張ろと前向きな気持ちになって欲しいですものね。

ケアは、その子の状況により辛いのを和らげてあげることです。
そしてその具体的な方法を提案するのが、我々の仕事です。
終末ケアでも、特に『看取り』については事前に知っておくと焦りが少なくなります

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