院長ブログ

冷え

2020.10.07

少し前までは猛暑で冷房が離せませんでしたが、秋風が吹くにつれ暖房が恋しくなってきました。
この時期は温度差も激しく、自律神経のバランスを崩し血液の流れが悪くなっています。

そのため細胞は酸素と栄養不足となり、代謝が落ち『冷え』を起こしやすくなっています。
冷えを起こす原因には自律神経のトラブル以外に、心臓の病気や筋肉などの働きが関係している場合もあります。

『冷え』は、体調に様々なトラブルを引き起こします。
その中でも自律神経の乱れによるものは、体を温め血液の流れを良くしても治りにくいと言われます。
そのため、自律神経の働きを整える治療が必要となります。
冷えの治療には、漢方薬を使う事があります!

『冷え』を「冷え性」とか「冷え症」と言うこともあります。
冷え症は、『冷え』を病気の「症状」として捉えた言い方です。
当然『冷え』は、ワンちゃん猫ちゃんにも起こります。

そのような『冷え』は、手先や足先に起こるもの思う方もいます。
しかし冷えは、それだけではありません。

血液の流れが悪くなると、適切な体温調節ができなくなります。
体が冷えると胃腸の動きも悪くなり、腹痛や下痢を起こしやすくなります。

夏の暑さは、ヒトもワンちゃんも辛いものです。
そのため運動を控える事が多くなるため、筋肉量が減ってしまいます。
またダイエットから、脂肪だけでなく筋肉も減らしてしまう場合もあります。
体温を作り出すのに必要な筋肉が少なくなると、冷えを起こしやすくなります。

脂肪は寒さから体を守るアイテムです。
脂肪が少なくなると、体は冷え血流が悪くなり傷んだ関節に痛みが出てしまうこともあります。

冷房や暖房の中で室温の変化の少ない中で暮らす事が多くなると、体温調整がうまくいかなくなります。
まずは、体を冷やさない工夫が必要です。

お腹を腹巻で温めるのも、良い方法です。
マッサージも良いでしょう!
もちろん運動は必要です!
メリハリのある、楽しい散歩や運動を行いましょう!!

体温が一度下がると、免疫力が30%以上も落ちるとも言われます。
そうなんです、冷えは万病の元なんです!
楽しい運動を行い十分に栄養を摂り、血液の流れを改善して冷えの無い暮らしを楽しみましょう!

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