院長ブログ

極寒の空の下に住む子猫たちは・・

2022.01.22

今朝の佐倉市の気温は『マイナス4℃』・・・
このところ、寒さが増してる気がします。

寒い時に猫が膝の上に乗ってくると、猫の温かさに心安らぎませんか?
子猫の仕草って可愛いですよね!

年末から、保護された小さな子猫の来院が多いんです・・・
なぜでしょう?

猫は「長日繁殖動物」と言われています。
これは日照時間が長くなる春先から夏にかけて発情する動物のことです。
具体的には日照時間が14時間以上になると、繁殖期に入ります。

そのため屋外に住む猫の一般的な繁殖期は、春(2~4月)と夏(6~8月)です。
猫の妊娠期間は2ヶ月ですので、気温が高い時期に出産することになります。
つまり産後も温かい環境なので、体が冷えるようなことがありません。

温かい季節に出産したほうが、子猫の生存率が高まる・・・
出生後に亡くなるリスクが少なくなります。

いやーやっぱり・・・
寒いこの時期に、屋外に住む猫が子供を生むことが無いよね!
そう思うんです!

って言うことは??
何からの形で、猫の生活にヒトが関与しているんでしょうね。
そして、その猫たちが子供を生んでる・・・

でも・・・屋外は寒い!
子猫は、凍死の危険と隣り合わせの中を生きている・・・
罪ですよね!

ちなみ猫は太陽の光だけでなく、人工の灯でも発情に影響を与えます。
そのため室内に住んでいる猫は、屋外に住む猫とは違い季節に関わらず発情が起こります。
言い換えれば、どんなに寒くても出産可能なんです!

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