院長ブログ
目と眼
2020.11.07
都合の悪いことは聞こえづらくなった、
千葉県佐倉市の『若山動物病院』院長・若山正之です。
「百聞は一見にしかず」と言う言葉があります。
これは「同じことを百回聞いたとしても、実際に自分の目で見た方が確実である」という意味です。
「自分の目で確かめた方が良い」という教えです。
動物には視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感があります。
動物種によって、五感の発達の仕方が違います。
例えばワンちゃんは嗅覚4割、聴覚3割、視覚1割と言われ、嗅覚がとても発達しておりヒトには感じないニオイも判別できます。
猫ちゃんは暗闇でも見える眼を持ち、遠くにいるネズミの足音もわかる耳を持ちます。
ちなみヒトでは視覚8割と言われ、「眼」から入る情報は生活していく上で重要です。
「目」を「眼」と書く事もありますが、これは意味の違いからです。
実際はそうなのですが、私も使い方がゴチャになってる感もありますけど‥‥
『目』は「まぶた」なども含みます!
また「台風の目」とか動物以外にも使うことがあります。
『眼』は「めだま=眼球」のことで、物を見る働きをしている器官です。
ちなみ「メガネ」は「目鏡」ではなく「眼鏡」と書きます。
これはメガネが、物を見る働きを助ける道具だからです。
ちなみ目のこと、ん〜眼のことかな?
それを「瞳」って言う事もあります。
「瞳をとじて君を思う」なんてね。
実際にとじるのは目で、瞳をとじることは出来ません!
でも「目」を「瞳」と言い換えると、ロマンティックな感じになりますよね。