院長ブログ

誤食

2021.02.28

消費者庁のホームページに『誤食』について六項目の注意事項の中に「義歯=入れ歯」と「医薬品の包装シート」についの記載があります。

最初、この文章を読んだときに・・
「あぁぁ〜入れ歯か・・あるかも」
「薬のシートね・・ある!」

入れ歯は、口の中にある異物ですものね。
差し歯が取れて飲んじゃった、そんな話を聞いたことがあります。
ご飯を食べてる時に、一緒に飲んじゃうんでしょうね。

医薬品の包装シートを飲んでしまう。。。
これは恥ずかしながら、私も経験があります。
アッと思った瞬間、飲んじゃったんです。

超〜後悔、もう不注意そのものです。
内視鏡で取ってもらったんですが、いや〜参った参った!
誤食の事故は、65歳以上の高齢者に多いんだそうです。

なぜ誤食について書いたかというと、誤食の子が立て続けに来院しているからなんです。
その都度、自分もヤッタな〜って思い出すんです。

誤食は、猫ちゃんよりワンちゃんによく見られます。
飲んだモノは、本当に色々あります。

クリスマスはケーキ。
お正月は、焼き鳥の竹串
バレンタインシーズンには、チョコレート
ま〜その時期の行事に関わる誤食も多いですよね。

季節に関係無いものとしては・・・
オモチャ、タオル、靴下、固まるトイレの砂・・
トウモロコシの芯や甘栗で、腸閉塞を起こしてしまった子もいます。
鳩を丸々飲んじゃった子もいますが、これには驚き!

誤食といえば、タマネギ中毒が有名ですよね。
しかし今までタマネギで、大変になった子を診たことは数えるくらいです。
淡路島のタマネギを1個丸々食べた子もいましたが、無症状でした。
中毒は、その子の感受性も関係するのかもです。

そう言えば正月1月1日に、急に足腰が立たなくなって死んだようになった子を診ることになったんです。
その呼吸が酒臭い・・
仕事始めが、酔っ払ったワンちゃんの治療でした。

まだまだ誤食の話は、色々あります!
誤食の予防は、飼い主さんが注意しておく以外には無いように思います。
ヒトとは目線が違う子達で大変ですので、よろしくお願い致します。

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