院長ブログ
貧血から
2021.06.12
足腰の立たない子が来院です。
腰痛?と思いきや口の中の粘膜が真っ白・・
循環の状態が悪いことが一目瞭然です。
調べると・・貧血。
貧血になると、各臓器に酸素が十分に運びきれず「低酸素状態」となります。
そうなると各臓器に酸素を供給するため、今以上に心臓が頑張ります。
心臓がドキドキする回数も増え、心臓に負担がかかってしまいます。
そのため貧血に気が付かないでいると、心臓が疲労してしまうのです。
貧血とは・・
血液中の赤血球の量や、赤血球中のヘモグロビンの量が不足した状態です。
貧血の原因はさまざまですが、ヒトでは鉄が不足することで起こる鉄欠乏性貧血が一番多いと言われています。
鉄はヘモグロビンの材料ですから、鉄の不足はヘモグロビンの不足につながります。
酸素はヘモグロビンによって、体の組織へと運ばれていきます。
原因は何にしろ、貧血の状態が続くことは良いことではありません。
臓器が欲しがる酸素の量を満たすには、心拍数を増やし薄い血液を幾度も幾度も押し出す必要があります。
その結果心臓は疲労してしまい。最後には心不全になってしまうのです。
「貧血」って軽く見ちゃだめ・・
甘く見ちゃいけませんよ!!