院長ブログ

手作りケージ

2019.04.24

手術を終え、お家に帰ることになった猫ちゃんたち3頭。
お迎えにいらっしゃったお母さんの手に、手作りのケージが。

ケージをジーッと見る私の眼に応えるように
「家にあるモノで作ったのよ〜!」
と笑顔満面で返事を下さった。

ケージは真四角でサイコロのような形、同じパーツが5枚ほど結束バンドで硬く固定されている。
そう言えば、結束バンドは昔は「インシュロック」とか「タイラップ」って言ってたこともあったなんて思いつつ、手作り移動ケージの強度の確認!

何せ、猫ちゃんが中で動き回り結束部に隙間ができたら逃亡してしまうことになりかねない。
それより車で移動中に出てしまったら、交通事故にもなりかねない。

蓋はパネルが開閉するように作られており、パネルの形が他のものと違うものが使用されている。
しかも作り方が工夫されており、強度が増している。
「な〜るほど!!」
と関心する!

この猫ちゃんたちは、保護された子たちなのだ。
保護した方は現在マンション暮らしで、マンションの規定で猫は一頭しか飼えない。
3頭の顔はそっくり、しかも顔と体の模様までお揃い。
その子たちを引き離してしまうのは可哀想なので、一緒に飼ってあげたい。
そこで「一軒家に引っ越すことに決めた!」とおっしゃる。

当院にいらっしゃる、猫を保護する方たちは皆さんすごい!
頭が下がります!

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