院長ブログ

遠路はるばるいらっしゃいました

2022.02.13

まだ2歳にならない猫が食べない、そんなことでの来院だった。
体も大きく、しっかりとした骨格なのに痩せてる。

時間をゆっくりかけ、猫の緊張をほぐしながら診るのだが・・・
イヤー可哀想である。
口の中は・・・歯肉は真っ赤に腫れている。

こりゃ~痩せるは!
これじゃお腹が減っていても、食べられない!

カビの様子

口の中にカビが生えてました

 

まずは、基礎疾患の感染症のチェックから始めにゃならない!
ちなみ口内炎が出来る原因は、まだハッキリと解明できていない部分もあります!

しかし猫の口内炎の裏に、ウイルス感染が関わっていることがあります。
例えば猫カリシウイルスです。

口の細菌などに対する免疫反応が、関係するとも言われます。
例えば「猫白血病ウイルス」や「猫免疫不全ウイルス」です。
これらは免疫力を抑えてしまうので、口内炎が発症しやすくなります。
また糖尿病や副腎皮質機能亢進症、慢性腎炎なども関係することがあります。

もちろん歯周病歯によっても、歯肉に炎症が起こります。

口の中の炎症炎症って、超~奥が深いんです!
単純に薬を出せば良いわけじゃありません。

しかも治らない口内炎もあります・・・
ズーッと痛いままじゃ可哀想ですしね。

今回も、できる限りの お手伝いをさせて頂くことになりました。
少しでも楽になって欲しいと願ってます!

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