院長ブログ

健康で長生き

2019.07.04

歯周病の治療として、一般に認められてる方法は『プラークコントロール』です。
プラークとは歯垢のことで、眼では確認しにくいのですがネバネバとしています。
しかも、それらは歯の表面にしっかりとくっついた細菌たちでできたモノなんです。

ヒトの歯医者さんが良く言う『プラークコントロール』
これはワンちゃん猫ちゃんでも同じです。
もちろんヒトと同じように、頑張らなければ歯石いっぱいになってしまいます。

『プラークコントロール』での歯ブラシや歯周管理の指導を行うのは、動物看護師さんたちです。
当院に来院された飼い主さんはご存知ですよね!
ここの動物看護師さんたちの歯科管理に対するパワーは絶大、しかも腕の見せ所になってます。

本日も、家で管理がキッチリ出来るようになった飼い主さんが来院しました。
この子は、予定では歯石除去をするはずでした。
しかし動物看護師さんの指導に従い頑張ってくださった結果、歯石除去は見送りとなりました。

歯ブラシだけではない、歯周病の治療と予防を受け入れてくださった飼い主さんに感謝です。
徐々に綺麗になっていく口の中に、飼い主さんもスタッフも共々大感激です。
最終的には、歯周ポケット内のプラークの処置を行うだけの状態にまでなってくれればと願います。

誰でも口臭は気になるし、歯周病は嫌です。
しかし家では、歯磨きもできない。
それなのに歯周病を予防したいという要望は、増えているのが現状です。

そこで当院では、
ヒトの歯科医院が行なっている口腔疾患治療・予防方法に、
我々の持つ技術をプラスして歯科管理を行なうことにしました。
またそれにあたり歯科医師さんと歯科衛生士さんにも、歯科予防処置の指導をみっちり受けました。
今月もスッタフ一同で、新しい歯科処置・治療方法について『技術交換 & 意見交換』に行ってまいります!

歯周病は細菌感染症である、と定義されています。
歯周ポケット内のプラークは、空気のないところで育つ細菌が多く住んでいます。
空気のないところで育つ細菌は、体の中の心臓や腎臓、肝臓などの中でも普通に生きていけます。
この細菌たちをやっつけ、さらには再繁殖を防ぐことが歯周病治療と予防の目的です。

歯周病治療と予防には、様々な方法があります。
その子その子の状況にあった治療方法の提案と薬剤を調合します。
また歯周病の予防をスタッフ一同お手伝いさせていただきますので、一緒に頑張りましょう!

最高長寿は
ワンちゃんで29年
猫ちゃんで38年
ヒトで122年
健康を勝ち取って、健康寿命を伸ばしましょう!

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