院長ブログ

ア〜ぁ・・ポッキリ折れちゃってる!

2022.08.22

ワンちゃんの飼い主さん
ワンちゃんの飼い主さん
あらァ〜
・・・複雑骨折・・
骨折の様子

骨が折れちゃっています

 

骨がバラバラになって折れてますね!
でも〜これって複雑骨折とは言わないんですよ!
こんなに折れていても『単純骨折』なんです。
Dr.Nyan
Dr.Nyan

レントゲン写真を見ていた飼い主さんに「複雑骨折と単純骨折」の違いの説明です!

「複雑骨折」とは、折れた骨が皮膚の外に出ている状態の骨折を言います。
つまり折れている骨が皮膚の外に飛び出しているか、皮膚に穴が開き骨が見える状態の骨折を言います。
だから骨が見えてれば、一箇所しか折れてなくても複雑骨折なのです。

「単純骨折」とは、骨折をした際に皮膚から骨が出ていない状態を言います。
このような場合には、たとえ骨がバラバラに折れていても単純骨折なのです!

つまり「複雑骨折と単純骨折」の違いは・・・
骨以外の組織まで損傷を受けているのが複雑骨折骨で、骨だけの損傷の場合が単純骨折と言います。

今は骨が見えている骨折を「開放骨折」って言うことが多くなりました。
また骨が粉々に砕けた場合は「粉砕骨折」と言います。

骨折には、骨折の状態により「完全骨折と不完全骨折」があります。
「完全骨折」は、骨がきれいにポッキリ折れてしまい連続性が無くなった状態のものです。

「不完全骨折」は、骨がポッキリとはいかず部分的に繋がっている状態のものです。
「不完全骨折」には、骨にヒビが入ったり状態のものなどがあります。
また骨は折れて入るが、骨膜は無傷!
そのため見た目には骨折がよくわからない、そんな状態のものもあります。

不完全骨折はレントゲン検査では、なかなかわかりません。
痛がっているのに骨折とも言えず、また骨折してないとも言えないこともあります。

骨折を疑う場合には普通はX線検査を行います。
しかし場合によっては、CT検査やMRI検査を行う必要もあります。
MRI検査は骨折部位の炎症反応までわかる場合もあるので、骨折周囲の詳しい状態までも知ることもできます。

参考記事;【骨折】犬の骨折とは?症状や治療法を解説

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