院長ブログ
噛まれたぁ〜
2020.09.15
パスツレラ症なんて病気の名前を聞いた事も無い、そんな方も多いかと思います。
このパスツレラ症はヒトと動物の共通感染症、、いわゆる『人獣共通感染症』です。
また様々な動物にも感染症を起こすため、WHOでも警告している病気の一つです。
そんなパスツレラ菌ですが、、
猫ちゃんではほぼ100%、ワンちゃんでは約70%が口の中に持っています。
そのため噛まれてしまうと部位から菌が入り、感染を引き起こします。
また猫ちゃんは爪にも菌がいるため、引っ掻かれ傷から皮膚が化膿する事があります。
しかしパスツレラ菌を持っている猫ちゃんやワンちゃんには、ほとんど症状がでません。
パスツレラ菌に感染した場合には、早ければ数時間で傷の部位が腫れて赤くなります。
いや〜熱も出るし、痛いですよ!
場合によっては、近くのリンパ節や関節に炎症を起こすこともあります。
猫ちゃんの爪は、短く切っておきましょうね!