院長ブログ

狂犬病は怖い病気!

2019.04.11

今日は佐倉市で行う『狂犬病の集合注射』の日。
担当獣医師5名が、市役所に集合!

皆の最初の挨拶は、空を見上げながら
「おはようございます
雨じゃ〜なくて良かったですね!」
風は吹いてるが、皆ホッとした表情

さてさて
今日は1日、注射がんばろう!

会場じゃ、問診して健康状態を確認し
注射して‥‥
そして注射後の注意を話して
それを繰り返します!

多くのワンちゃんが来場します。
そのため犬同士のトラブル防止に、広い場所が会場になっています。

皆さんは、獣医師の本当の仕事って知ってますか?
『色々な動物たちからヒトに感染する病気を防ぐ』それが本当の仕事だと思ってます。
動物たちからヒトに感染する病気を『人獣共通感染症』と言います。
場合によっては、ヒトから動物に感染する病気もあるでしょう!

『狂犬病』は過去の病気じゃありません。
感染して発症するとほぼ100%死亡する病気です。
しかも犬だけじゃ無く、全ての温血動物が感染に関与します。

世界保健機構(WHO)の推計では、『1年間に世界中で5万5千人の人』が亡くなっています。
このうち3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています。

ちなみ日本では、2006年(平成18年)にフィリピンからの帰国者で2例の発症例があるそうです。
狂犬病は怖いですね!

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