院長ブログ

インター・コミュニケーションシステム

2022.03.27

ヒトの病院で、スタッフ間が電話でやりとりしてるのをTVドラマなんかで見たことありませんか?
あれって「院内PHS」って言うシステムで、ある程度大きな病院では便利なツールになっています。

また「インター・コミュニケーションシステム」と呼ばれているツールを使用している病院もあります。
「インター・・・」って
難しそうな呼び名ですが、「インカム」と言えば「あーあ」って思う方も多いと思います。

「院内PHS」も「インカム」も、離れた場所にいても音声でやり取りすることができる通信ツールです。
そんなインカムですが、スタッフたちの耳の横に何か黒いものが付いているの気がついてましたか?




インカムで一般的なものは、イヤホンタイプでコードで無線機と繋がっているものです。
しかし、それでは聴診器を使えません。

またコードも邪魔になるため、骨伝導タイプのものを使用しています。

インカムの様子

黄色い丸の中が骨伝導スピーカーです





これは耳を塞がない構造になっているため、周囲の音が普通に聞こえます。

当然、聴診器を使うにも問題はありません。


またイヤホンと比べて、耳が痛くなったり鼓膜を痛めることがありません。

そのため、長時間の使用も安心です。



当院は、ゆとりを持った構造になっているためスタッフ間の距離が遠くなりがちなんです。

そのため、スタッフ間の連絡手段として
また飼い主さんへの説明などの内容を、離れたスタッフにも聞いてもらうために
診察室内と受付などのコミュニケーションなど
スタッフ間の意思疎通を密にするためのツールとして使用しています。

私もグレーのをつけています。
これは検査状況や検査結果など、リアルタイムに報告が入ってきます。
これらのツールは、スムーズな診療を行う上でとっても便利です。

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