健康寿命をのばそう!
2019.06.20
「お腹がピーピー、下痢が続いてる!」
「痩せて動きが悪くなってきたのは、年のせい??」
そんな不安から動物病院へ連れていきます。
診察の結果、病気が発見。
そして薬が出され、治療が始まります。
このように実際に何らかの異常を感じてから、動物病院に行き検査や治療を受けるというのが普通の流れです。
そのため院内には再診の子が増え、混雑しごった返してしまいます。
一般的には、動物病院は病気になってしまったワンちゃん猫ちゃんの行くところと思われています。
しかし、
今のこの状態は病気なのか?
おやつは食べるから‥大丈夫?
病気なのか健康なのか、どっちかわからない!
もし病気と、白黒ハッキリとわかるなら軽症のうちに病院に行けますよね!
じゃぁ〜
白黒ハッキリわからないのなら、病気になる前の気になるうちに病院に行けば良いと思うのです!
そこの段階で、診察を受けるのでです。
その結果
なんら不調でなくても、検査値に異常が見つかることもあります。
また検査値に問題がなくても、治療が必要なこともあります。
良いことは、今の体の状態が確認できることなのです。
異常があれば、それを知ったことがキカッケとなり健康状態を見直すことができるからです!
多くのヒトは、病院は『予防』のために行く場所とは思ってはいません。
実際には、本来の医療の目的には治療以外に様々な予防を含んでいます。
予防を頑張れば治療が減る、つまり健康な時間が長くなるのです。
そんな『予防医療』は、とても大切であると私が思ってます!
健康な子の、健康の維持と増進のために!
健康な子が、将来病気にならないように!
このように「健康維持、健康増進、病気の予防」というのが『予防医療』であると思います。
また予防医療は、あらゆる年齢の健康な子から病気の子までを対象としています。
飼い主さん一人ひとりが『予防医療』に関心を持ち、見つかった健康上の問題を解決すれば楽しい生活をおくれるようになります。
当然ですが、加齢とともに健康に問題を抱える子が増えてきます。
慢性疾患として心臓病や関節疾患、ホルモン病がよく診られるようにもなります。
特に歯周病はいかん!
猫ちゃんの場合には、腎臓病も増えてきます!
歯周病は体のあちこちに影響を与え、心臓を患えば死に至る感染症です!
感染症の予防には、病原体と感染経路の対策を必要とします。
そのためには飼い主さんの努力と、動物病院の対応が絶対的に必要です。
日常生活に、制限なく健康的に過ごせる一生の期間を『健康寿命』といいます。
健康寿命を縮める原因には、様々な病気があります。
そのため健康寿命を増進するには、
予防医療への関心を高め適切な予防医療を行なっていくことが絶対に必要であると信じています!