院長ブログ
J
2020.03.27
入院の子たちを見て、いつも思うことがあります。
水を飲む時って、ヒトはコップを持って口に当て喉へと流します。
しかし猫ちゃんワンちゃんは、下を向き水の入っている器を見つめるようにして飲みます。
そして猫ちゃんが水を飲むときは、静かにピチャピチャと。
そのため猫ちゃんの水を入れた食器の周りは、きれいです!
しかしワンちゃんの場合は音を立てて、飲みます。
体が大きいワンちゃんが水を飲む時の音って、ジュバジュバってすごいでもんね。
だから食器の周囲には水が飛び散り、水ハネのあとがいっぱいです。
これらの違いは、ワンちゃんと猫ちゃんの水を飲む時の舌の使い方からなんです!
ワンちゃん猫ちゃんは、舌先を下顎の方に曲げることができます。
つまり舌先を丸めて『J』のような形にして、水をすくい上げ飲んでいるのです。
その際、猫ちゃんは舌を水面近く浅いところに入れます。
しかしワンちゃんは、水の深くまで舌を入れ素早く引き出します。
この違いが、水の飲む音や水ハネに現れているのです。
猫ちゃんは水を飲む時、舌先の動きが早いですよね!
実に猫ちゃんの舌は1秒間に約4回、水面を舐めているそうなんです。
それって、すごいですよね!!