紅葉

2019.11.19

木の葉は緑色をしていますが、葉の中にある「葉緑素=クロロフィル」という色素によります。
葉緑素は太陽の光を浴び、酸素とエネルギーを作り出します。

しかし葉緑素は強い太陽の光に弱く、分解されやすい色素なのです。
そのため光合成を行うためには、常に葉は「葉緑素」を作り続けなくてはなりません。

また光合成が効率よく行われるためには『暖かさ』を必要とします。
そのため気温が低くなると「葉緑素」が作られなくなってしまい、葉の色が変わってしまうのです。

紅葉は、「アントシアニン」が葉に作られることによります。このアントシアニンは、葉ができるだけ長く光合成ができるようにと作られる色素です。
ブルーベリーが、眼精疲労の改善に効果があるということを知っている方は多いと思います。
この作用もブルーベリーに多く含まれる「アントシアニン」によるものです。

アントシアニンには抗酸化・抗炎症作用、 視神経機能の改善などの作用があることが報告されています。
その中でもブルーベリーが眼精疲労の回復や視力の改善については、TVのCMなどでも取り上げられ有名になってます。
これはアントシアニンが網膜の血管を保護したり、血液の循環をよくしたりする働きによるものなのです。

アントシアニンとは、植物に広く存在する色素でポリフェノールの一種です。
ポリフェノールというと赤ワインの「アントシアニン」、緑茶や紅茶の「カテキン」、大豆の「イソフラボン」など身近にも多数あります。

当院では『ポリフェノール』を高齢のワンちゃん猫ちゃんの泌尿器や口腔内の病気に応用し、良い結果を出しています。
しかも自然素材から抽出した『ポリフェノール』ですので、予防・未病への代替医療として体の調和を取り戻すにも安心して使えます。

『ポリフェノール』は種類も多く、世界中で様々な研究がなされています。
そのため今後の新しい結果に、期待するものがあります!

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