院長ブログ

膝が痛い

2020.01.23

健康な関節は、自由に曲げ伸ばしができます。
また関節内にある軟骨は、クッションの働きをしています。
膝の関節も太腿とすねの骨の間の軟骨は、クッションになっています。
そのため、走ったり歩いたりする時に加わる力が関節にかからないようになっているのです。

関節の軟骨は、年齢が進むにつれ徐々に擦り減っていきます。
それを体は頑張って、再生修復しようとします。

しかし修復が追いつかず、軟骨の下の骨が擦り減ってしまいます。
その結果、軟骨の表面がザラザラになりったり凹みができ滑らかに動かせなくなります。
また衝撃も、吸収できなくもなってしまいます。
軟骨が擦り減る以外に、関節の部分の骨が過度に増殖してしまうことがあります。

このように関節をつくる組織に障害を起こし、変形し関節がうまく動かなくなってしまう『変形性関節症』になってしまいます。
このようになった関節は、痛いですよね!

変形性関節症の症状は、徐々に現れることがほとんどです。
そのため重症になりビッコになるまで、痛がっているのを見逃してしまいます。
この状態を「隠れ関節炎」とでも、言いましょうか?

症状が進むにしたがい、関節を動かすことが少なくなっていきます。
でも、これを老化からと思ってしまうのです。
大きな誤解んですよ!!

気がついた時には、完全な曲げ伸ばしもできなくなっています。
また軟骨の表面に凹凸から、触診時に関節からギシギシと音がすることもあります。

膝関節は関節周囲の組織が伸びてしまい、関節が不安定になります。
揺れがひどい時は、サポーターを巻いてあげると楽そうになります。

また逆に関節が硬くなってしまい、曲げ伸ばしがうまくできなくなることもあります。
そのため『映画スターウォーズに出てくるC-3PO』のように、膝を曲げることなく歩きます。

関節が揺れても硬くなっても、動かすと痛みます。
このような関節の痛みから動くことを嫌がるため、筋肉量が少なくなります。
また筋力も低下してしまいます。

筋肉量や筋力の低下は左右同じではなく、悪化してる方が大きく現れます
隠れ関節炎を早期に発見するには、膝の触診と左右の『太腿の筋肉量のチェック=腿筋チェック』です!

さぁ〜、我が子の腿筋チェックしてみましょう!
「ん?」
と思ったら、ご相談くださいね!

筋力アップトレーニングを行っている子が大勢います。
中には、水中トレッドミルでの運動をしている子も!
無理なく、筋肉量を増やし筋力アップです。

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