院長ブログ

猫の好酸球性の皮膚炎!

2022.07.29

病原体から体を守るためにあるのが、免疫機構です。
このシステムは、ヒトも犬も猫も持っています。

この免疫機構が過剰に反応して起こるのが『アレルギー』です。
そしてアレルギーを起こしているところに『好酸球』が多いことがあります。

好酸球とは白血球の一つで、好酸球の持つ顆粒は他の細胞の膜を壊すパワーを持っています。

また好酸球は、活性酸素を多く作り出します。

この顆粒と活性酸素が一緒になると、強い傷害性が出ちゃいます。
この強い傷害性で、体内に侵入してきたは寄生虫などを攻撃していたのです。

皮膚の様子

皮膚のカサブタを取ったあとの様子です

この子は、治らない皮膚炎での来院です。
体中にカサブタが、そしてカサブタの下は赤く腫れ上がった皮膚が痛々しそうです。

皮膚を調べると、細菌感染を起こしています。
今まで抗生剤の飲んでいたのに??

そこで炎症を起こしている皮膚をさらに詳しく調べると、多数の好酸球が・・・
好酸球性の皮膚炎でもありましたが、その原因は環境中の何かに反応しているんでしょうね。

今回は細菌感染を治した後に調べると、食物に反応しているのではとなりました。
そしてフードで頑張ってみたら、あらら皮膚は綺麗に!

皮膚の様子

皮膚が治ってきました!



フードのアレルギーなのに、胃腸障害は無いんです。

何で、皮膚に集まるんでしょうね?
集まって、何をしているのでしょうね?

好酸球は本来は寄生虫と戦う細胞ですが、アレルギーじゃ悪いもの扱いです。
そんな好酸球ですが・・・
体に脂肪を溜め込んだり、溜め込んだ脂肪を使うなどの調節をしているとも言われりもして・・・
良くわからん細胞です。

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