院長ブログ

新型ウィルス感染症

2020.02.07

今月に入っても中国湖北省から広まった「新型感染症ウィルス 』の話を聞かない日はありません。
治療方法もないため死者も増え続けている、厄介な感染症です。

2003年にも中国の広東省から広まったSARS(重症急性呼吸器症候群)で世の中ざわつきました。
2012年には、同じようなウィルスとしてMERS(中東呼吸器症候群)ってのも流行ったときもありました。
この二つに感染症は、深刻な呼吸器疾患を引き起こしました。

今回の新型ウィルス感染症は、これらの感染症よりも死者数が多いだけでなく収束の見通しも無い状態が続いてます。

感染症の感染経路には、普通は空気感染、飛沫感染、接触感染の3種類があります。

空気感染は、空中を浮遊する病原菌を吸い込むことで起こります、
閉ざされた空間に一緒にいると、直接触れたりや飛沫を浴びなくても感染します。

飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみなどと共に出された飛沫により感染します。
約1~2m内で曝露されやすく、ヒトが多く集まる場所が主な感染場所となり、ます。

接触感染は咳やくしゃみを手で押さえ、その手で周りの物に触れた場所を触った手で口や鼻を触って粘膜から感染します。

今回の新型ウイルス感染症は、『飛沫感染』と『接触感染』の2つが考えられています。

ウィルスの名前は、その表面に王冠に似た突起が見られるため、ギリシャ語の王冠を意味する『corona』という名前が付けられました。

そしてこのウィルスは、ヒトだけでなく様々な動物にもそれぞれのウィルスが感染します。
ただこのウィルスは、動物固有のもので種を越えて感染することは殆ど無いとは言います。
しかしSARSはサルからヒトへ、今回の新型感染症ウィルスはコウモリからヒトへと感染しました。
怖いですよね〜〜〜

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