院長ブログ

栄養食事指導

2019.09.02

食事療法は、病気を治療するうえでとても重要な役割を占めています。
病気にあった食事の内容を考えていくと、病気の治療に役立つばかりでなく病気の悪化を防ぐこともできます。

病気を治すのに薬だけに頼ってしまうと、症状は消えたけど症状を出してしまった大元までは治すことはできません。
そのため積極的な食事療法を併用し行った治療は、治療効果が得られるだけでなく病気の再発を防ぐこともできます。

特に高齢期になると体のあちこちにトラブルを持ってくるため、未病への対応としても食事療法を考えなくてはなりません。

現在当院では、その子にあった食事指導をしています。
100パーセント手作りの子もいます。
朝は市販食、夜は手作りの子もいます。
土曜日曜など、飼い主さんが休みの日だけ手作り食を作っている場合もあります。
それぞれ毎日のメニューを記録していただき、定期的に内容の確認と食材の検討を飼い主さんと一緒に行います。

これは2017年の春から、食事指導を行なっている子の記録です。
何ページになるのでしょうね?
記録した紙の厚さは、3センチを超えてます。

この子は、最初は色々ありました。
しかし現在では、超〜健康になりました。

食事指導の中では、、
タンパク質の量、脂肪の量、、、、
ワンちゃん猫ちゃんの必要量を計算していきます。
食材の種類、調理方法、、、
栄養素が偏らないか、栄養素を壊していないかの確認もします。

もちろん市販食・療法食は、そこに書かれてる内容をチェックしてもらいます。
ラベルを見て、原材料と保証分析値の確認です。
何がはいっているか?
そしてタンパク質や脂肪などの量は?
ワンちゃん猫ちゃんが必要とする栄養素を、ちゃんと知っておく必要があります。

ヒトもワンちゃん猫ちゃんも、食事の質が健康を勝ち取るためには重要です。
ヒトは122年
ワンちゃん29年
猫ちゃん38年
この長寿記録を破るためにも、食事を考え健康寿命をのばしましょう。
スタッフ一同、お手伝いします!

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