院長ブログ

ポッキリ

2021.04.09

健康な骨は、結構大きな力が加わらないと骨折しないと言います。
それだけ骨は丈夫なのでしょうが、タイミングによっては簡単に骨折してしまいます。
私は過去に◯回骨折しましたが、そのうち◯回はチョットした弾みでした。
だからと言って骨が弱いとか、そのようなことはありません。
弾みって、怖いですよ!
健康な骨でも弱い力が長い期間、同じ場所にかかり続けると骨折することがあります。

骨折には、完全骨折と不完全骨折があります。
完全骨折は、骨がきれいにポッキリ折れてしまい連続性が無くなった状態のものです。

 右は。正常な骨盤写真です。

不全骨折は、骨がポッキリとはいかず部分的に繋がっている状態のものです。
不完全骨折には、骨にヒビが入ったり状態のものなどがあります。
また骨は折れて入るが、骨膜は無傷で見た目には骨折がわからない状態のものもあります。

骨とその周りの組織には、神経と血管が通っています。
そのため骨折すると、とても痛くその部位が腫れてきます。

不完全骨折はレントゲン検査では、なかなかわかりません。
痛がっているのに骨折とも言えず、また骨折してないとも言えないこともあります。
そのような場合にはCT検査を行う必要があります。
またMRI検査は骨折部位の炎症反応までわかる場合もあるので、さらに詳しい状態を知ることもできます。

ただCTもMRIも大きな動物病院にしかありませんので、必要な場合には紹介してもらう必要があります。

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