院長ブログ

予防は治療に勝る

2019.03.24

「予防は治療に勝る」という言葉があります。
それは「病気は予防する事が肝心で、病気にかかってからの治療よりも大切である」という意味です。

 この言葉は、病気に対してだけのことを言ってるのでは無いと思うのです。
例えば仕事でも、トラブルが表面化する前に早く気づき対処をしたり、トラブルが起きないように事前に対応策を考えておくのも同じことだと思うのです。

治療やトラブルに費やす時間と経費は、予防のそれらよりも膨大です。
予防に意識すれば病気は減り、有意義な「太〜く長く、明るく楽しく暮らせる時間」が増えると確信しています。

健康に生きるためには、病気に打ち勝つ免疫力が必要です。
「太〜く長く、明るく楽しく暮らせる時間」は、免疫力も増やします!
楽しいと、自然に笑顔になってきますよね!?

フランスに「医者に行くより、パン屋へ行くほうがよい」という言葉があります。
これは、パンを食べるほうが医者に行くよりよいという事です。
つまり、日々栄養に気を配っているほうが、病気になって医者に行くよりもよいという意味です。
「養生は治療に勝る」とでも、言い換えられそうですね!

実際に、予防は治療に勝るのは本当だと思うのです。
しかし予防するには、どうしても『知識』が必要です。
その予防に対する知識を得るには、どうしたら良いのでしょう??
学ばなければなりませんから、誰かに教えてもらう必要があります。

ワンちゃん猫ちゃんの病気の予防を教えてくれる場所、それが動物病院であると思うのです。
獣医師や動物看護師さんたちが、来院した飼い主さんへ予防を教えてあげる!

例えば、歯周病予防のために「歯磨き教室」を行うとします。
歯磨きは大切だと思う飼い主さんは多いはずです。
しかし歯磨きはハードルが高くで、なかなか続けるのが難しいのが現状です。
そしたら歯磨きが難しい子には、その子に合った「オンリーワンセミナー」を開いてあげたらどうでしょう?

お腹の弱い子、皮膚病になりやすい子、偏食な子
そのような子たちが、病気にならないようにしてあげる。
病気を予防できたら!
チョットだけ気を遣うことで、病気を予防できたら嬉しいですよね?
セミナーと言っても仰々しく行うのはなく、診察に組み込んでおけば飼い主さんに効率よく伝える事ができます!

予防は、日々の生活の中で習慣として行っていかなくてはなりません。
健康を維持し続けている生活の中で、もしも病気になってしまっても軽症で終わることでしょう。

当院では表面的な症状に対して薬を処方したり手術を勧めるのではなく、ワンちゃん猫ちゃんの『生涯の生活の質の向上と維持を目的』とした診療の進め方を行い、その病気の本質から症状の改善と再発を防止する『予防と未病対策』を推し進めています!

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