院長ブログ
レイリー拡散
2020.10.25
院内には様々な猫グッズが置いてあります。
その中に、青い瞳のアーモンド形の眼をした子がいます。
きっとこの子は「シャム猫」なんでしょうね。
シャム猫は、生まれた時は白い毛に覆われています。
それが成長するに従い、あの特徴ある毛色に変わっていきます!
青い目って、なんか心が引きつけられませんか?
青い目と言うと、全ての子猫の眼の色はある時期までは青い色なんです。
そのため、この眼の色を「Kitten Blue=キトンブルー」と言います。
キトンは子猫、ブルーは青です。
子猫時代は、どんな子も眼の色がブルーなんです。
それがオトナになるにつれ、被毛の変化とともに本来の眼の色へと変わっていくのです。
これって、、不思議じゃ無いですか??
子猫が青い眼なのは、眼に青い色素があるからではありません。
青く見えるのは「レイリー散乱」と呼ばれる現象からなのです。
空や水が青く見えるのも「レイリー散乱」からです。
キトンブルーも、その青い色にはいろいろあります。
一番綺麗な色と思える時期は生後3~4週頃ですので、子猫に出会ったら見つめてみて下さい!