院長ブログ

三つの要素

2020.07.05

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の院長・若山正之です。
このところ、お腹の調子が悪いんです。
梅雨冷えからでしょうかね??

ウンチは健康のバロメーターとも言われます。
そのウンチは、口から肛門までの情報を伝えてくれる郵便物みたいなものです。

ウンチの原料は『水と食べ物=口から入るモノ』です。
原料が悪いと、ウンチも良いものはできません。

ヒト、ワンちゃん、猫ちゃんでは食性が違います。
食性とは食物に関する性質のことで、何を食べるかとか食べ方は動物の種類により違います。
しかしヒトの食性を、ワンちゃんネコちゃんの食性に当てはめてしまう間違いを起こしてることがあります。

ヒトは食物繊維を必要とするため、野菜などを食べます。
しかしワンちゃん猫ちゃんでは、野菜などの葉っぱを直接食べることもありません。
またヒトはコメ、小麦、コーン、大豆などから炭水化物も摂ります。
しかしワンちゃん猫ちゃんでは、摂りません。
このように、食性の違いを知っておく必要があります。

食べたモノは腸内で消化され、ウンチへとなっていきます。
つまり、ウンチは腸内で作られていきます。

腸の消化能力だけでなく、腸内細菌の働きも大切です。
そのためには、腸内の善玉菌を元気に育てておく必要があります。

腸内で出来上がったウンチは、体の外に出す必要があります。
いわゆる、ウンチという製品の出荷です。

ウンチは自分では出てきません。
筋力=いわゆる腹筋や腰回りの筋肉を使います。

ワンちゃん猫ちゃんは、いわゆる和式トイレスタイルでのウンチです。
腰痛があったり足腰の筋肉が落ちると、ウンチも大変になります。

特にコロコロウンチは、ダメ!
食べ物の見直し、腸内環境の改善、筋力UPに励むなどが必要です!

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