うんち注意報
2019.07.16
院内でよく出されるものに『注意報』があります。
来院した飼い主さんたちに伝えてあげるんです。
「現在、◯◯地域には ◯◯◯◯注意報がでてますよ〜!」って
事前に注意報を出してあげると、注意しますものね。
これら注意報は、長年の診療経験のデーターをまとめたものなので結構当たります。
また事前に入手した、詳細な気候データーも役立ってます。
それらを、胃腸の弱い子、心臓の悪い子、植物アレルギーの子、、、、その予備軍に!
病気を予防していくには、このような注意報を出すことも大切かと思うのです。
その中で、よく出るのが『うんち注意報』
下痢も場合もありますし、便秘の場合もあります。
うんちが出ないってことは、辛いですよ〜
全く出なくなってしまったら腸閉塞って感じですもんね!
ちなみ、下痢は見た目は単純『うんちがビチビチ』なだけですが、
ま〜粘膜が混じったり、血も付いたりしてしまうこともあるかもですけど、、
下痢の子が来院すると『うんち検査』が行われます。
単純な下痢もあるでしょう。
寄生虫の感染、細菌の感染、感染には色々あります。
また内臓の状態からくる下痢、精神的なものからの下痢、実に奥深いです
症状は単純なのに、原因は多彩です。
検査の内容しだいでは、そこにあるモノが見つけ出されません。
下痢の感染源を見つけ出すには、詳細な検査が大切です。
そのため、うんちを検査センターに出して検査をすることもあります。
先日
「下痢がすごいので、水を飲ませないようにしてた。」
そのような処置の子が来院しました。
実際に水分を控えても下痢の原因の解決にはなりませんし、むしろ脱水になってしまいます。
脱水してしまうと熱が出てしまうことがあります。
また、飲ませた薬が効きづらくなることもあります。
下痢の時には脱水を確認し、水分補給を上手にしてあげることが必要です。
また下痢止めを使うこともありますが、感染性の下痢の場合は病状を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。
下痢にならないようにするには、感染しないようにすることが大切です。
そのためには感染しやすい場所に行かないことも、必要です。
また感染しても、感染に負けない体つくりも重要です!
私共は、感染に強い体つくりを応援しています!
そのための方法は色々ありますので、来院時にはご相談ください!