獣医師会セミナー
2019.08.06
内容は『WSAVAワクチネーションガイドライン』
WSAVAとは、世界小動物獣医師会のことです。
このワクチネーションガイドラインでは、
必要なワクチンはできるだけ多くの動物に接種し
リスクの低い病気に対するワクチンは接種頻度をできるだけ減らす
そのようなことを提唱しているものです。
多くの子達が病気にならないようにしていくか!
そのため予防接種をどのように行なっていくか!
この日本でのワクチン接種率は、欧米に比べて結構低いのが現状です。
ワンちゃんは29年、猫ちゃんは38年が最高長寿です。
ヒトの最高長寿は122年、もしヒトが80歳まで生きるとした場合
この割合でワンちゃん猫ちゃんも生きるとしたら、犬は19年、猫は25年は生きる事になります!
ヒトは生まれたら、2ヶ月目から予防接種が始まります。
しかも生後6か月までに受けたいワクチンは、6~7種類はあります。
ヒトの小児の場合のワクチン接種プログラムを日本小児学会から引用してみましたが、以下のようになります。
ワンちゃん猫ちゃんに比べて、すごくないですか??
これだけの予防をしておかないと、生涯これらの病気になる可能性があるってことなんです。
実際には、ワンちゃん猫ちゃんにも多数の予防があるんです!
長生きの秘訣は、免疫力UP!
我々は、常に様々な細菌やウィルス、花粉、粉塵、などの攻撃を受けながら生きています。
体は皮膚と粘膜に覆われてり、これらの表面からさまざまなモノが入り込んできます。
そのような状況でも、病気にならず健康に生きていけるのは『免疫力』のおかげでです。
体の中に病原体などが入りこんでも病気にならないような抵抗力のことを『免疫力』と言います。
免疫には
外から体の中に入りこまないようにする「免疫」と
体の中に内に病原体が入り込んだら、そいつをやっつける「免疫」があります。
体の中に入り込んだ病原体に対して、
直ちに捕えて攻撃する「自然免疫」と
相手の性状を確かめ極めて攻撃する「獲得免疫」があります。
今回勉強したのは「獲得免疫」、しかもワクチン接種したときのセミナーでした。
獣医師会のセミナーは単に新しい知識の導入だけでなく、古い知識でも大切なことの再認識を行う場として行われています!
自分の好きな話だけを聞きに行ってしまうと、知識に偏りがでてしまいます。
そのような事がないようにするためにも、このようなセミナーは有意義と思います。