スタッフブログ
乳歯と歯周病
2022.06.03
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。
犬・猫は生まれてから大人になるまでに様々な成長を遂げます。
その中でも生涯を通して大切な成長となるのが『歯』です。
人と同じように犬・猫も最初は乳歯が生え、成長するにつれて永久歯へと抜け変わります。
しかし、たまに乳歯がきちんと抜けず、永久歯が生えてもそのまま残ってしまうことがあり、これを『残存乳歯』と言います。
乳歯が残ったままになってしまうと、永久歯が異常な位置に生えて歯並びが悪くなったり、
歯で口腔粘膜を傷つけてしまったりすることもあります。
さらに、乳歯と永久歯が重なって生えてしまうと歯石がつきやすくなり、歯周病の原因にもなってしまいます。
当院では、生後6ヶ月を目安に避妊・去勢手術をおこなっており、
その時に乳歯が残っている場合には、手術時に一緒に抜歯をすることをオススメしています。
歯の健康は見落とされたり軽視されやすいですが、生きていくうえでとても重要です。
小さな気づきと早めの対処で、少しでも長く、明るく楽しく幸せな日々を一緒に送りましょう!