スタッフブログ

歯科処置

2021.09.27

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。

今日は6歳のワンちゃんの歯石取りがありました。

全体的に歯石がついていて、歯周病の影響で歯が抜けてしまっている場所もあります。
いくつかの歯は根の部分が傷んでいてグラグラしてしまっていました。

 

この子は以前から重度の歯周病で悩んでいて、何かできることがあればと当院へ。

まずは、口腔内検査をして現状の把握と今後の治療計画。

治療開始から少しして歯周病菌の数は順調に減っていきましたが、
口腔内の違和感がまだ残っているとのことでお家の方と相談して歯科処置を実施。

麻酔前の検査では、心臓病になっていたことが発覚。
今まで心臓病の症状は全くなかったそうで、お家の方はとても驚いていました。

まだ軽度の心臓病ということもあり、歯周病が心臓病の悪化要因の一つではと言うことで
心臓に関する投薬はせず、歯科処置後に時間を置いて再検査となりました。

 

歯周病は口腔内だけの病気ではなく、心臓病をはじめとした
さまざまな全身の病気と関わりがあることがわかってきています。

歯をキレイに保つだけで、将来出てくる多くの病気を防ぐことができます。

歯周病は早期発見・早期治療が大切です。
少しでもお口が気になったらご相談ください!

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