スタッフブログ
乾燥と血流
2022.01.19
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。
寒くなってくると気になってくるのがお肌の乾燥。
人と同じように犬や猫の皮膚も乾燥をします。
冬場の皮膚トラブルは、気温と湿度の低下によって引き起こされることがあります。
気温が下がると体は皮膚表面の血流を調節し、体温が奪われないようにしようとします。
そのため、血行が悪くなり皮膚細胞の新陳代謝が低下してしまうのです。
新陳代謝が低下するとターンオーバーのリズムが乱れ、皮膚表面の細胞が上手く作られず
皮膚のバリア機能も低下してしまい、皮膚から水分が逃げやすくなってしまいます。
そして、空気中の湿度が低下すると皮膚の水分量が減少し、乾燥へとつながるのです。
つまり、皮膚の乾燥は血行不良のサイン!
保湿も大切ですが、血流改善はもっと大切!
そこで今回、新たなる実験を開始!
最初に実験のお手伝いをしてくれるのは我らが院長!の右手!
見た目には乾燥しているように見えません。
院長の右手の皮膚を拡大すると…
皮膚表面が乾燥しているのがわかります。
乾燥している院長の右手に特殊な機械をかざしていきます。
数分後の右手がこちら。
上の写真と比べると全体的にトーンアップし、皮膚がキレイに見えます。
そして、何より違うのが手の甲の血管!血行がよくなり、血管がはっきりとわかるようになりました。
右手の皮膚を拡大してみると…
皮膚表面の乾燥も改善されています。
これからしばらくは、皮膚の乾燥と血流の改善にむけて実験の日々が続きます。
みなさんに実験の効果を報告できる日をお楽しみに!