スタッフブログ

歯周病と心臓病

2021.07.16

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。

今日は13歳のダックスちゃんの歯科処置がありました。

歯石のついた歯

全体的に歯石がついていて、歯肉も赤く腫れてしまっています。
口臭もあり、抱っこしている距離でもそのにおいがわかるほど。

 

このダックスちゃんは以前から心臓病を患っていて、
今年の春の健康診断で心臓の数値がさらに高くなっていました。

心臓病が悪化する要因の1つとして歯周病があげられます。

歯周病は重症になるまで症状が出にくいため、歯周病であることに気がつかない、
あるは、気がついていても治療をしないでいる子が多くいます。

歯周病はお口の中だけの病気ではなく、心臓病をはじめとした
さまざまな全身の病気と関わりがあることがわかってきています。

お口の中をキレイに保つだけで、将来出てくる多くの病気を防ぐことができます。

 

このダックスちゃんもこれ以上心臓病を悪化させないため、
歯周病の影響で他の病気が出てこないようにするために歯科処置を決意。

歯石をとってお口の中をキレイにしただけで歯肉の色がキレイなピンク色になりました!

歯石が取れた歯

今後はお家で続けられるデンタルケアを一緒に探しながら、
お口の健康を維持していきます。

 

歯周病は早期発見・早期治療が大切です。
少しでもお口が気になったらご相談ください!

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