院長ブログ

BCSチェックの次は MCSチェックだってさ!

2023.01.30

BCSが高いからダイエット・・
でも何ちゃらって検査したら
太ってるのに筋肉少ないぞ〜だって
だから検査しようだってさ・・・
それってさ
MCSってやつでじゃん?
MCS?
さっき説明受けたけどさ
肥満って言われて一気にぶっ飛んじゃった
だから教えて〜

MCSとは、マッスル・コンディション・スコアの事で、小動物獣医師会でも紹介されています。
これはマッスル、つまり筋肉の量を評価するための指標です。

筋力UPは健康の秘訣

MCSは、体を見て触って評価します。
そのため、やり方さえ知ってしまえば自宅でチェックすることもできます。

ちなみBCSとMCSとは、関連はしていません。
そのためBCS値が高く肥満であっても、MCSが低く筋肉の量が落ちているようなこともあります。
この場合に肥満だからと下手に減量してしまうと、さらに筋肉量を落としてしまうこともあります。
そのため肥満度の指標であるBCSと合わせてチェックした方が、良い場合もあります!

そうなのね・・
何となくわかった!

ではMCSのチェック方法を説明しましょうね!

MCDは腰椎、肩甲骨、頭蓋骨、腸骨盤、そして大腿骨の部分を見て触って判断します。
その結果、筋肉量を正常、軽度の低下、中程度の低下、重度の低下と評価します。

筋肉量が一番わかりやすいのは脊椎骨、いわゆる背骨の両側の部分の筋肉です。
この筋肉は軸上筋と言われており、他の部位の筋力に比べてチェックしやすい部分です。

筋肉の減少は、意図的な減量などでも見られます。
しかしそれよりも良く見らるのは、急性もしくは慢性疾患の場合です。

そうだった・・
そう言ってました!
だから健康診断ね

そのため健康そうに見えても、筋肉が落ちていく場合には病気が隠れていることがあります。
特に脂肪がいっぱいついていても、筋肉の量が落ちてきている場合には注意が必要です。
筋肉量が少なくなると体力だけでなく、免疫力までもが落ちてしまいます。

一般的にはBCSとは良く言われます。
しかしMCSもチェックすることで、健康を維持する重要な手がかりが得られます!

ボディ・コンディション・スコア=BCSも
マッスル・コンディション・スコア=MCSも
見た目と触った感じでの検査で、特別な検査機器は使いません。
しかも測り方と診断基準がわかれば、自宅でもOK!

 

さぁ〜!
ウエストのくびれ!
腹の出っぱりなど見て触ってBCS チェック
そして背中などの筋肉でMCSチェエクだよ

太っているのに、背中の筋肉が痩せてしまっている・・・
その場合には、健康上の問題があることもありますので注意しましょう!
ご心配であれば、ご相談くださいね!

過去の記事をさがす