蚊とノミとダニ
2022.03.03
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・新垣です!
今日は春の予防シーズンということで、蚊・ノミ・ダニについてのお話です♪
予防とはいうけれど、いったい何を予防するのか…??と思われている方も多いのではないでしょうか~?
実は普段の生活の身近に潜んでいる蚊やノミ・ダニはとても多くの病気を運んでくるのでそれを防ぐための予防なのです!
蚊が媒介するフィラリア症は、フィラリアという寄生虫が心臓や肺動脈に寄生します。
最悪の場合に死に至ることもあります。(詳しくは院長のコラムにて記載があります!)
ノミ・ダニもノミ刺咬症や貧血、アレルギー性皮膚炎、条虫症などたくさんの病気を引き起こします。
中には「SFTS(重症熱性血小板減少症)」という致死率10~30%のリスクの高い感染症や「ライム病」もあります。
これは過去にジャスティンビーバーさんが罹ったことでも有名です。
ウチの子の体にダニがくっついているのを見つけたら自分で対処するのはNGです(+_+)
素手で触ると感染症を引き起こしてしまったり、無理に引っ張ると噛みついている頭だけ残ってしまったりします。
もしダニを発見したら病院へ行きましょう!
引き起こされる病気の中には「動物にうつるもの」と「人にうつるもの」の両方があるのです!
そんな怖い病気に感染する前に予防することが大切なのです!!
ノミやダニは草むらに潜んでいて、動物の体にくっつけるタイミングをうかがっています。
お散歩時に生い茂っている草むらに入ることが好きなワンちゃんも多いですが特に注意しましょう。
地球温暖化の影響で気候が変化してきています。
冬でも暖かくなってきていることもあり、近年では「越冬」するノミ・ダニ・蚊が現れています(@_@;)
いままでは暖かい季節になったら予防しましょうと言われていましたが、
年中予防することをオススメしていますよ♪
「室内で飼っているから大丈夫!」と思っている方も多いようです。
しかし当院に来院された方の中には、部屋から出たことのないネコちゃんが寄生されていたこともあります。
…人の服について部屋の中に入り込んだ可能性があるのです!!
家の中だからといって油断はできません。
そのため外を散歩するワンちゃんだけでなく、
完全室内飼いのネコちゃんもノミ・ダニの予防することをオススメしています(`・ω・´)
今月から始まった「春の健康診断」にはノミ・ダニ・フィラリア予防がセットになっています。
お気軽にスタッフへの相談&ご予約をお待ちしています♪