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吸収病巣
2022.06.21
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。
今日は猫ちゃんの歯科処置がありました!
この子は口腔内に痛みがあり、その影響で食欲が落ちてしまうことが何度かありました。
今後の生活のことを考えて歯科処置をすることに。
歯科処置は全身麻酔でしかおこなうことができないので、しっかりと事前の準備をして
専用の機材を使って歯石を削り取っていきます。
赤丸で囲まれた歯を見てみると、根元の部分に大きく穴が開いてしまっています。
これは『吸収病巣』といい、歯が吸収されてしまう病気です。
症状は歯周病と似ていて見た目ではわかりづらく、発見が難しい病気でもあります。
『吸収病巣』はいまだに原因や予防法がわからない病気で、症状がひどい場合には抜歯が必要になります。
そのため早期発見が大切となり、適切なホームケアと定期的な歯のクリーニングが有効と言われています。
『吸収病巣』についての詳しい説明は『Dr.Nyanの健やかコラム』でしていますので、そちらもご覧くださいね!