フィラリア症
2022.04.07
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。
4月に入り、フィラリア症予防のために来院される方が多くなってきました。
『フィラリア症』とは、蚊が媒介する犬糸状虫が心臓や肺動脈に寄生することで引き起こされる病気で、
最悪は死にいたることもある恐ろしい病気です。
時間をかけて病気が進行していくので、初期段階では症状がほとんどなく
発見が遅れて重症化してしまうこともあります。
フィラリア症の詳しい説明は『Dr.Nyanの健やかコラム』で d(。・∀・。)
お家の子の健康を守るため、病気にならないためには予防することが一番!
予防にはさまざまな方法がありますが、それぞれ特徴がありますので
お悩みの方はお気軽にスタッフにご相談ください (o´エ`o)
ちなみに、病院犬のシロ・ロイス・ルーサーは食べる予防をしています。
月に1度食べる予防薬は、美味しくできているものがほとんどなので
多くの子がおやつ感覚で喜んで食べてくれます。
食べるものにちょっと警戒心があるルーサーもパクリ!
好みがハッキリしているシロちゃんもパクリ!
もちろん、なんでも美味しく食べられるロイスもパクリ!
月に1度しかもらえないので、みんなの中では特別なおやつとなっているみたいです (*´﹀`*)
予防薬を始める前には、必ずフィラリア症の検査をしなければいけません。
前年度の予防薬が残っているからといって、検査前に予防薬を与えるのは注意が必要です。
病院の子たちはフィラリア症の予防薬を1年通して投与していますが、毎年必ず検査を受けています。
最後に、フィラリア症は猫ちゃんもかかる病気です。
蚊は室内にも侵入してくるので、室内飼いだからと安心はできません。
猫ちゃんのフィラリア症は突然死にもつながるので、定期的な予防をしっかりとして
命を守ってあげましょう (*´∨`*)