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悩む
仕事場を手直しするのに、設計士を公募した
その結果、何と110名以上の方が応募してきたのだ
この中からプレ選考として、まず数名を選び出そうと思う
心ある設計士が多いのには、感激したが何せ数が多い

選考基準を設け、選考を始めたのだが
…送られてきたメッセージを読むと
ん〜皆さんの情熱が伝わってくる
悩む…

卵巣癌
食欲不振、しかし水はいっぱい飲む
陰部からの、臭〜い出血
飼い主さんも「子宮蓄膿症」と認識しての来院

X線検査でも、巨大化した子宮が
そのような事から手術に

子宮蓄膿症

大型犬なので、膿の溜まった子宮は大きい!
片方の子宮を出してたところで、チョット卵巣を確認
「ん?…」
卵巣の大きさは普通なのだが、面が良くない

ってな事で、子宮と一緒に摘出した卵巣を病理検査に出してみたら…
なななんとぉー、卵巣癌だった

先月も子宮蓄膿症で手術した犬の卵巣が、癌だったのだ
ホルモンバランスが崩れると子宮蓄膿症になりやすいのだが…
まぁ卵巣が癌になると、卵巣から出るホルモンの状態がおかしくはなるだろうが
今回も、卵巣を病理検査に出しておいて良かった

こんなに長生き
ちまたで「○○でお肌の若返り」とか「老化防止に××を」などの広告を良く見ます。若返りを願い、老化を止めたい人が多いから、このような広告が多いのでしょう。
しかし人は歳をとれば老います。身体の衰えも隠せません。そして老化の後にくる死は、人に限らず、すべての生き物に共通のプロセスなのです。

統計によれば、日本では5人に1頭の割合で犬か猫を飼い、犬と猫の飼育頭数は、中学生以下の子ども人口よりも多くなっています。
伴侶動物として家族の一員となった日本の犬の平均寿命は、この10年間に3年も伸びたそうです。

当院でも20歳を超える犬や猫がやってきて、すごぉ〜く長生きしている事実を、あらためて認識する日々です。
当然ですが、長年連れ添った愛犬、愛猫に対しての飼い主の思い入れは強く、健康管理への意識は高くなっています。

犬や猫が長生きになった背景には、良質なフードの流通、獣医療の進歩、獣医師の技量の向上、飼い主の意識の変化などが考えられます。
長生きになった結果、心臓病や骨関節障害、ホルモン疾患などの老齢性に多い慢性疾患や、がんなど、過去にははあまり多くはなかった病気の受診が増えました。
世間的に「シニア犬」と呼びはじめるのは大型犬で7歳のころです。中型犬では9歳、小型犬で11歳のころより老化が加速すると言われています。

最近、「シニア犬介護」という言葉を耳にしますが、床擦れの防止など、体に対するケアが必要となることもあります。

老いた身体は慢性疾患が複雑に絡み合っていることがあるため、獣医師には豊富な知識が必要となります。飼い主さんには家庭で行える細かなケアの知識が必要です。
ペットがいかに健康で長生きするか。それは一に「飼い主さんの愛情」、二に「エサの内容や居住などの環境」、三に「健康管理をしている獣医師の質」だと私は思っています。

春の花たち
  • 2008.03.17 Monday
  • -
  •  
駐車場の花たちが、今年も咲き始めました!
可愛い花たちが、綺麗に咲き始めました!
梅は、いっぱい実をつける事でしょう

梅

毛包虫症(アカラス)
毛包虫症は、その文字の通り毛根に住む寄生虫です
毛包虫は局所感染であれば、治療により皮膚の状態は良くなるのですが…
全身性に発症すると、とても治療が大変になります

毛包虫

実は…
毛包虫症は、健康な子にも寄生している虫なのです
じゃぁー何故、発症する子もいるのか?

その原因は…
発症は、体質が大きく関係します
免疫力のある子は、毛包に虫が寄生していても増殖は起こりません
しかし生まれつき免疫力の弱い子、老齢になり免疫力の落ちた子が発症します

同居犬はどうする?
免疫力のある健康な犬であれば、毛包虫に感染しても発症しないわけですが…
だからと言って、毛包虫の子と一緒に居ても問題が無いと言う事ではありません
現在は健康でも、いつしかシニア犬になり免疫力も落ちてきます
その時期になってから、発症する事が多くあります
そのような事が起きないように、十分な注意が必要となります

初期の症状…
口周囲と足先の脱毛です
通常は痒みはありません
しかし細菌感染を起こしてしまうと、痒みが現れます

治療の第一は、再発を防ぐ意味でも免疫力を高めて毛包虫に負けない体を作る事です
正確な診断と、その子に合った適切な治療が必要な感染症です!

変形性脊椎症
変形性脊椎症は、シニア犬によく見られる背骨の老化現象の一つです
背骨は、椎骨と椎骨が椎間板でつながって出来ています
そしてこれらが作る関節により、腰を捻ったり曲げたりすることが可能になります

しかし加齢に伴い、椎骨の関節面の軟骨が磨り減り硬くなります
また椎間板も弾力性が失われてしまいます

そうすると…
椎骨と椎骨の間のクッションが減り、椎間板に接する椎骨の部分に大きな力が加わるようになります
その結果、その部分に骨が増殖してしまいます
それが「骨棘(こっきょく)」と呼ばれる、トゲのような骨の出っ張りです
そしてこのトゲが、脊椎の中の神経を圧迫刺激してしまいます

骨棘

動くときなどに「痛てー」となるのですが…
ただ骨棘の大きさと痛みの大きさには、あまり関係が無いようです

フィラリア検査
動物病院で一般的に行なわれている検査は「ミクロフィラリア検査」と「抗原検査」です
ミクロフィラリア検査は、血液を直接顕微鏡で見て検査する方法です
ここでは血液を検査用のフィルターに通して検査してます
この検査により、フィラリアの仔虫が体内に寄生してるかを検査します

フィラリア仔虫

抗原検査は検査キットを使用し、血液中のフィラリア成虫抗原を検査する方法です
フィラリアの親虫が検出されます
一般的に抗原検査は、ミクロフィラリア検査よりも検出感度が高いとされています

寄生したフィラリアの親虫が、雄だけだったり雌だけだった場合には、ミクロフィラリアは生まれません
つまり成虫が1匹だけの時や、同性寄生の場合には繁殖は出来ずミクロフィラリアは生まれません

この状態を「オカルトフィラリア」と呼びます
ミクロフィラリアが無検出=フィラリア未寄生ではありません
オカルトフィラリアって事もあります

フィラリア検査は、フィラリア症予防薬を飲むための検査と考えるのではありません
フィラリアが寄生していない“健康な体である事を確認する検査”と考えます

横隔膜ヘルニア
滅多に家の外に出た事の無い子が、屋外に脱走した
しばしの時が経過し、戻って来た
呼吸が早く苦しそう、動きが遅い
X線写真を撮ってみると…横隔膜ヘルニアである

横隔膜ヘルニア

事故に遭遇したのだろう
横隔膜や破け、胸腔の中に肝臓や脾臓、胃、腸が入り込んでる
お腹の中の臓器が胸腔に入ってしまったので、腹部はほっそりとしてる
触診では、腹腔の中は空っぽだ
肺がつぶれてるため、酸欠状態である
一般に言う、チアノーゼ状態だ

血液検査では、肝障害と貧血が確認された
早々に酸素室に入れ、輸液を開始だ

事故が原因の場合は、緊急の手術が必要なのだが…
胸腔に入ってしまった臓器を腹腔にもどし、破けた横隔膜を縫い合わせなくてはならない
しかし一般状態が、あまりにも悪い

餌付け
夏に房総の海で、カニや1センチも無いような小魚を採った
我が家の家訓は“採った生き物は飼う”である
よほどの生き物でない限り、今までこの家訓を守って来た
さっそく水槽に人工海水を入れて、環境の整備だ
採集場所で取った、小石に付いた海草も入れた

針金の先に餌を付け、カニに与えるのだが…
カニも眼が見えるのだろうか?
針金を持って水槽に近づくと、岩の陰から出てきて“バンザーイ”をする

かに

それ以外の時は、自分で掘った住処から出てこないのだ
いったい、どんな風に見えてるのだろう?

金縛り?
  • 2008.03.05 Wednesday
  •  
宙が車の窓に顔をひっつけ「ギャーギャー」と鳴いている
何を見てるのかな?
何でそんなに、うるさいのかな〜と思って宙を見たら…
宙の眼がカッと見開い、眼の焦点が合っていない

「ん?」
さっきまで開いていた窓が、閉まっている
パワーウィンドウのスイッチを自分で踏んで、窓を閉めたらしい
しかも、ヒゲが挟まっている状態なのだ

“RESCUE!窓、オープン!”
「ギャっ」っと大きな声とともに、窓から顔が離れたよ
あ〜あ〜、痛かったろうに、と思ったのだが、奴は窓から離れず外をまた見てる
懲りないんだろうか?

ヒゲがぁ〜

食道カテーテル
「食道カテーテル」とは頸部食道に、栄養補給を行うためのチューブを入れる方法です
この方法は無理に口を開ける必要も無く、お互いに楽に栄養補給が可能になります

食道カテーテル

この子は脳に問題があり、全身の硬直状態となっています
実際には、近隣の検査センターでMRI検査を行ったのですが…
(延髄と小脳間に小さな炎症があるのみで、硬直の原因は分かってはいません)

食餌のために顔を触ると、全身に力が入ってしまいます
経口給餌や経鼻カテーテル給餌では無理なため、食道カテーテルを入れてます!

建築家公募!
来年を目指し、当院の建て直しを計画している
この建物の半分は25年を経過し、補修困難な部分も出てきている
また半分は、建て直しまでの仮の建物だ

気のあった設計士には出会わず、困っている
出会ったとしても…既存の考えから抜け出る事の出来ない方だった
動物病院の建物は、特殊だと言うらしい
まぁ言ってみれば、小さな箱の組み合わせになっている
それを組み合わせるだけしか出来ない、そんな方が多い

ホスピタリティーをベースに…
楽しい空間に、安らぐ場所…
既存の動物病院には無い空間を持った建物…
この頭の中のイメージを形に出来る、そんな設計士を公募した

そして「このプランに興味あり」の建築家の立候補者はすでに60名以上
一次選抜に頭を悩ましている

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若山 正之
我々の考える老齢管理と、実践をメインにした内容です。一生懸命に書きました!
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